
日本と韓国のヒルトン系列ホテルで優待が受けられるヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)をご存知でしょうか?
ヒルトンというと外資系ホテルというイメージが先行するかと思いますが、なんと日本在住者限定で日本や韓国にあるヒルトンがお得になる会員制度が用意されているんです!
年に1回でも対象ホテルに泊まることがあるという方は必ず入会しましょう。実費0円で何度でも特典を受けられる素晴らしい仕組みなんです!
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)とは

ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンとは、日本国内のヒルトン(韓国のコンラッドソウル含む)で4つの特典を受けられる、日本在住者向けの特別な会員制度です。ウェブサイトなどではHPCJと略されます。
ヒルトン本体が宿泊実績に応じて提供するステータス(シルバー・ゴールド・ダイヤモンド)とは異なり、年会費を支払うだけで下記特典が受けられるので人気の会員制度です。
主な会員特典
- HPCJ会員限定プラン(25%オフ)
- 10,000円割引券(5,000円割引券×2)プレゼント
- レストラン/ルームサービスが最大20%オフ
- 初年度HHonorsシルバーステータスをプレゼント
いまこの記事を読まれている方にとっては関係ないのですが、実は2017年10月1日より特典内容の改定があり、宿泊時の割引が20%から25%へとアップしました!
対象ホテル

HPCJ会員の特典が利用できるのは、日本国内にある下記ヒルトン系列ホテル、並びに韓国コンラッドソウルです。
・ヒルトンニセコビレッジ(北海道) | ・ヒルトン東京(東京) |
・コンラッド東京(東京) | ・ヒルトン東京お台場(東京) |
・ヒルトン東京ベイ(千葉) | ・ヒルトン小田原リゾート&スパ(神奈川) |
・ヒルトン成田(千葉) | ・ヒルトン大阪(大阪) |
・ヒルトン名古屋 (愛知) | ・ヒルトン福岡シーホーク(福岡) |
・ヒルトン沖縄北谷リゾート(沖縄) | ・ダブルツリーbyヒルトン那覇(沖縄) |
・ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城(沖縄) | ・コンラッドソウル(韓国) |
※5,000円宿泊・レストラン割引券は通貨が異なるためコンラッドソウル(韓国)で使用できません。
宿泊料金割引特典
一般公表料金からの20%割引ではなく、すでにフレキシブルレートから25%割り引かれた「HPCJ会員限定割引プラン(部屋のみ)」「HPCJ会員限定割引プラン(朝食付)」の2プランが提供されます。
割引率が25%に上がったので単純にフレキシブルレートから20%割引を受けていたユーザーにとっては改善と言えるでしょう。またこのプランはヒルトンのワールドワイドサイトから予約できるものの、特別レートの適用が必要なためHPCJ会員サイトから予約することになります。
割引対象外の宿泊プラン
上述の通り、現在はHPCJが提供する下記2プランのみ割引対象(割引済み)となるため、対象外の宿泊プランはこの2つ以外ということになります。
- HPCJ会員限定割引プラン(部屋のみ)
- HPCJ会員限定割引プラン(朝食付)
宿泊/レストラン割引券

HPCJにはもう一つの目玉特典である宿泊/レストラン割引券があります。
この割引券は宿泊だけではなくレストラン単体での利用もできます。額面は5,000円券×2枚で総額10,000円分ですが、割引券は同時に2枚利用できませんので1回あたり5,000円までの割引を受けることができます。
宿泊で利用したい方は年間最低2泊しないと満額の利用ができませんので、ホテル宿泊での利用がメインの方にとっては若干使い勝手が悪くなりますが、2回以上滞在予定がある方にとっては大きな差は無いでしょう。
またホテルのレストランだけを利用する機会が多い方にとっては、レストランだけの利用で10%割引に加えて5,000円割引券が利用できるのは大きなメリットですね。
入会費・年会費
HPCJには入会費はありませんので、入会にかかる費用は年会費のみです。
通常年会費は25,000円とちょっとお高いですが、提携会員の入会キャンペーン等を利用することで初年度年会費を無料または10,000円にすることが可能です。
入会キャンペーンについては後半で説明しますので、そもそもHPCJで本当に自分がお得にヒルトンに泊まれるのかを考えてみましょう。
次の表は、年間宿泊日数を基準としてHPCJの損益分岐点を考えてみました。なおHPCJの通常年会費は25,000円ですが、10,000円相当の宿泊割引券が毎年1枚もらえるので費用発生は15,000円で計算しています。
損益分岐点早見表(年会費25,000円 実質15,000円負担の場合)
ホテル | 宿泊費 | 割引額 | 損益分岐点 |
---|---|---|---|
ヒルトン東京 | 24,000円 | 4,800円 | 3泊 |
ヒルトン東京ベイ | 21,000円 | 4,200円 | 4泊 |
コンラッド東京 | 45,000円 | 9,000円 | 2泊 |
ヒルトン大阪 | 26,000円 | 5,200円 | 3泊 |
ヒルトン福岡シーホーク | 18,000円 | 3,600円 | 4泊 |
ダブルツリーbyヒルトン那覇 | 12,000円 | 2,400円 | 6泊 |
※参考価格: 各ホテルのスタンダードルーム フレキシブルレート 1泊あたり (室料のみ)
ご覧いただいたとおり、比較的宿泊費が高いコンラッド東京などを利用すると年会費を支払っても年間2泊するだけで最低でも3,000円以上おトクになります。
そのほか、東京に滞在する際に立地と価格からコストパフォーマンスの高いヒルトン東京であれば、年間3泊で年会費のもとがとれてしまいます。
レストラン・ルームサービスも20%割引!
HPCJの良いところは宿泊料金だけでなく宿泊時のレストラン利用、ルームサービスもすべて20%引きとなるところです。つい高額になりがちなレストランやルームサービスですが、例えば家族4人でレストランで食事をして合計30,000円だとするとお会計は24,000円、つまり6,000円も割り引かるわけですからバカにできない特典です。
宿泊日数での損益分岐点をさきほど書きましたが、レストランやルームサービスを利用する方は、そこでも割引を受けることができますので、よりおトク度が増すでしょう。
僕もヒルトンに泊まると何かしらルームサービスを注文するので毎回おトクしてます♪ルームサービスとミニバー(冷蔵庫内にある飲み物やお菓子)の利用料金から20%の割引処理が入っています。

ちなみにこの時ヒルトン東京で注文したルームサービスは 天ぷら蕎麦 です(笑


初年度はヒルトン・シルバーステータスが自動付帯
ここまで紹介した宿泊料金・レストラン利用料金からの割引と10,000円割引券ははっきりと数字にでるおトクな特典のため、その価値がわかりやすいですね。
ですが4つ目の特典である初年度、HHonorsシルバーステータスをプレゼントはどのくらいメリットがあるのでしょうか。実はHPCJにはない魅力的な特典がたくさん付いてきます。
ヒルトン・シルバーステータスのメリット
- 無料のレイト・チェックアウト
- 同伴者1名追加料金無料
- 1回のご滞在につき無料ボトル入りミネラルウォーター2本
- フィットネスセンター&ヘルスクラブのご利用無料
- +15%のボーナスポイント付与
- エクスプレス・チェックアウト
通常ヒルトン・シルバーステータスを獲得するためには年間4滞在または10泊する必要があるので、これが初年度限りとはいえ付帯するのは非常にお得です。
ヒルトン・シルバーステータス特典の注意事項
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンに入会するとヒルトン・シルバーステータスが付与されますが、これは初年度のみ。残念ながら2年目以降の更新時は付与されません。つまり入会しても1泊もしなければ、2年目からは平会員(ブルー)に降格されてしまいます。
年間4滞在 or 10泊でシルバーは維持できますので、旅行に行かれた際にヒルトンを選択するようにすれば、このくらいの宿泊実績は達成できる範囲だと思います。
ステータスを判定するうえでの宿泊日数は、国内でも海外でも有償宿泊でもポイント宿泊でも積算されますのでうまく活用していきましょう♪
シルバーよりも上のヒルトン上級会員を目指す方へ
ヒルトンでより宿泊実績を重ねるとヒルトン・ゴールドステータスやダイヤモンドステータスを獲得することも可能です。
また宿泊実績はもちろんのこと、ヒルトンにはステータスマッチ、ステータスチャレンジという制度が用意されています。
その他にもIHGやSPGなど他社ホテルの上級会員の方が申請できるステータスチャレンジというものもあります。
提携会員のキャンペーンで初年度年会費が1万円に!?

ここまで紹介してきましたヒルトン・プレミアム・クラブジャパン(HPCJ)ですが、通常年会費は25,000円と、結構値が張ります。
ですが僕は初年度1万円、更新時も1万円しか払っていません。
実はヒルトン・プレミアム・クラブジャパンは、提携クレジットカード会員やマイレージ会員向けに随時入会キャンペーンを行っています。
例えばANAのブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド・スーパーフライヤーズメンバーの方は1年を通して対象者限定キャンペーン欄で紹介されています。

なお各社キャンペーンのほとんどは初年度年会費が10,000円に割引されるものです。セゾン・プラチナAMEXなど一部の提携サービスでは初年度年会費無料という太っ腹なところもあります。
入会キャンペーンの対象者(抜粋)
ざっと調べた限り、下記提携会員でキャンペーンが行われています。
- ANAプレミアムメンバー(ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド)
- JAL FLY ONステータスメンバー
- JCBプレミアムカード(ゴールド以上)保有者
- ダイナースクラブカード保有者
- アメリカン・エクスプレスカード保有者(提携除く)
- Citi ゴールド・プラチナカード保有者
- TS CUBIC GOLDカード保有者
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード【初年度無料】
黒字のカードやステータスを保有されている方は、初年度1万円で申し込みができます。そして、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードをお持ちの方に至っては初年度無料でHPCJに入会することが可能です。
そのため一見セゾンプラチナAMEXの方がお得に見えるのですが、セゾンプラチナAMEXからのHPCJ入会では10,000円分の無料券が貰えません。結局はトントンになるような仕組みとなっていますので、上記対象カードであればどれを選んでも良いと思います。
またANAのSFC修行を解脱された方ならANAプレミアムメンバーとして申し込めますので、悩まず入会されることをおススメします♪
HPCJに入会するべきタイミング
入会キャンペーン対象者ではない方
年に2〜3回でも首都圏のヒルトン系列ホテルに泊まることがあるのであれば、まずは予定の立つ範囲で対象のホテルで予約を入れてみましょう。
予約をいれてみて実際に20%引きされる金額を計算し、もとが取れそうかな?ルームサービスやレストランを使うかも?と思ったら、次の通り行動しましょう。
- 入会キャンペーンの対象クレジットカードに申し込む
- クレジットカードが発行されたら専用URLから申し込む
本来ならクレジットカードなんて申し込む必要はないのですが、通常年会費との差額1万5千円があればJCBゴールドカードの年会費1万円の方が安いです。
トータルの出費を5千円抑えながら、JCBゴールドカードの特典を享受できるのでお得ですね。
またクレジットカードの申し込み時期ですが、カード発行までに約1週間程度かかりますので、最低でも宿泊予定日の2週間前までにはカードを申し込みましょう。
ヒルトン側はインターネットからHPCJに入会すると即時に会員番号が発行され、バーチャルカードが申し込み完了画面に表示されるようになっていますので、JCBカードさえ手元に届けばヒルトン側の申し込みと決済は宿泊日当日でもOKです。
ただしプラスチックの会員カードと1万円割引券は郵送されてくるまでに2〜3週間程度かかりますので、それも欲しい方は最低でも1ヶ月以上前には申し込みを済ませておきましょう。
入会キャンペーン対象者(提携会員)の方
ANAプレミアムメンバーなど初年度年会費が10,000円で入会できる方は、迷わず入会してみましょう。
年会費10,000円を支払っても10,000円の無料宿泊券が貰えますので費用は実質0円。しかも宿泊代や飲食代が20%オフになるんです。
しかもHPCJは自動更新ではありませんので万一更新しない場合でも特に手続きは不要です。更新する場合は誰でも10,000円で、また10,000円の無料宿泊券が貰えますよ!
申し込みは各提携会員サイトの専用URLから申し込みましょう!