さてさて、先日に引き続き溜まっていた香港修行記の続きを!
ANAダイヤモンド修行とIHGホテル修行を兼ねたこの旅行もついに最終日。3泊目は1泊目と同じ香港島のホリデイ・イン・エクスプレス コーズウェイベイに宿泊していたため、空港までは香港駅からエアポートエクスプレスで向かいます。
この時点ではオートチェックインでエコノミー席からプレミアムエコノミー席に座席が移動しているだけでビジネスクラスにはアップグレードされておらず、インボラは往路だけかぁ…とちょっと残念に思っていました。
目次
香港エアポートエクスプレスとは

香港空港と市内を結ぶ交通手段には地下鉄・空港バス・タクシーなどがありますが、香港といえばなんといってもエアポートエクスプレス!最高速度は時速135km、しかも空港と香港駅の間には2つしか停車駅がないため空港〜香港駅を最速24分で移動します。
香港は比較的物価が高く、東アジアとはいえ交通費も高くつくことが多いですがエアポートエクスプレスなら香港島まで乗っても片道1,200円。距離単価的にいえば日本のエアポート特急(成田エクスプレスなど)と大きく変わらない値段ではないでしょうか。
以下、エアポートエクスプレスについて簡単にまとめました。
■エアポートエクスプレス運行時間
LCCも多く就航する香港空港。深夜や早朝に離発着するフライトを予約されている方も多いかと思いますが、残念ながらエアポートエクスプレスは24時間運転ではありません。
時刻表を確認したところ午前05時54分から深夜0時48分までの運行となりますので、深夜到着の便でも0時より前に到着するフライトなら間に合うかもしれません。
もし間に合わなかった場合は深夜バスかタクシーになりますので深夜バスの時刻表なども調べておくと良いでしょう。深夜バスやタクシーは0時過ぎでもたくさんいますので市内に移動できない!ということは稀だと思われます。その点は安心ですね♪
ちなみに運賃は乗車区間と復路の日程によって異なります。
■エアポートエクスプレス運賃表
大人 | 子供(3〜11歳) | ||
---|---|---|---|
片道/同日往復 | 往復 | 片道/同日往復 | |
空港 〜 香港駅 | 100 HKD | 180 HKD | 50 HKD |
空港 〜 九龍駅 | 90 HKD | 160 HKD | 45 HKD |
空港 〜 青衣駅 | 60 HKD | 110 HKD | 30 HKD |
2016年10月21日のレートでは 180HKD = 2,400円 程度です。つまり香港島まで行く場合の片道運賃は約1,200円ですね。タクシーだと片道5,000円を超えますので往復で7,000〜8,000円くらいは節約が可能です。
■エアポートエクスプレスの乗車方法
エアポートエクスプレスの切符購入方法や乗車方法については以前の記事をチェック。
今回僕は香港空港に到着した際に往復チケットを購入していたので帰りは行きと同じ切符を改札にかざして入りました。オクトパスカードをお持ちの方はオクトパスカードでもOKです。

インタウンチェックインとは

そしてエアポートエクスプレスのもう一つのメリットとして、エアポートエクスプレス利用者限定のインタウンチェックインが挙げられます。
インタウンチェックインとは、通常空港にある航空会社カウンターでチェックインするところを市内にあるエアポートエクスプレスの九龍駅または香港駅でチェックインができるというものです。
■インタウンチェックインの対象者
インタウンチェックインを利用するには次の2つを満たす必要があります。
- インタウンチェックイン対応航空会社の利用者
(ANA、JALなど大手航空会社はほぼ対応。ピーチ・バニラエアは非対応) - エアポートエクスプレスの利用者
なおご自身が利用される航空会社が対応しているかどかは下記URLから確認できます。
http://www.mtr.com.hk/en/customer/services/checkin_info.html
■インタウンチェックインのメリット
- 大きな荷物を駅で預けられるので空港まで観光や買い物が楽しめる
- 空港でのチェックインが不要になるので時間的余裕ができる
■インタウンチェックインのデメリット
- エアライン上級会員でも優先カウンターがない
- 空港ではANA・JALのスタッフなど一部日本語が通じることがあるが、ここでは英語オンリー
インタウンチェックインをするにはまず改札を通る?

このインタウンチェックインですが、エアポートエクスプレス利用者限定ということもあり一旦改札を通る必要があります。どうやら改札通過時にエアポートエクスプレスの運賃を引き落とす仕組みになっているようです。
このとき引き落とされた運賃はこの後実際に乗車する際の運賃に充当され、二重課金はされないので一安心。
さて改札を通るとエアラインのロゴや航空アライアンスのロゴが表示されるカウンターがずらっと並んでいます。なかなかANAのロゴを見つけることができず、結局一番左端のカウンターに向かいました。

カウンターでパスポートを手渡すとお姉さんがカタカタとPCを叩き始め、しばらくするとチケットを発券してくださいました。預け入れ手荷物はないのでなんとも寂しいチェックイン手続きです(^^;;

そしてデスクには日本語の指差しシート的なものがありましたが、使われることはありませんでした笑
…待ってました!ビジネスクラスへのインボラ!

そしてお姉さんのカタカタがやたら長いな〜と思っていると、なにやらスタッフ3人くらいで”platinum”とか”upgraded to business class”とか喋っているのが聞こえて来ます。
朝の時点ではエコノミーにまだ未指定の座席が多かったのでダメかな〜と思っていたインボラですが、なんと復路もビジネスクラスにアップグレードされていたのでした( ´ ▽ ` )
よくインボラでは高い運賃を払っていると有利とか、上級会員だと有利とか聞きますが今回はANAプラチナではあるものの購入したのは格安チケット。 ANA様にはたった45,000円しか支払っておりません笑
そんなこんなで復路もビジネスクラスが確定し、心ウキウキでエアポートエクスプレスへ乗り込んだまるでした…
次回は復路NH860のビジネスクラスレポートをお届けします♪
補足(本音)
さて…ここまで真面目にインタウンチェックインについてまとめてみましたが…正直僕にはいらないサービスでした。
一応初めてなので利用してみましたが、上級会員にとっては荷物が預けられる以外の大きなメリットはないと思います。だって各社共通のスタッフがホスピタリティとか0で淡々とチェックイン作業と手荷物預け入れを行うだけのデスクですよ?
よっぽど荷物がない限り、空港カウンターでのチェックインの方が僕は良いと感じました。あんまり大きな声では言いませんが…