【ANA/海外発券】クアラルンプール→日本方面のプレミアムエコノミー他がPP単価6円台/費用は7.5万円前後

ANAの海外発券については下記記事でまとめましたが、この記事では具体的な発券ルートを紹介したいと思います。日系航空会社のANA・JALどちらも人気が過熱気味なクアラルンプール発券ですが、ここでは日本方面のチケットを取り上げます。

【基礎解説】ANAの海外発券ってなに?SFC修行に人気な理由やその仕組みをズバッと解説!

2017.06.30

北米方面についてはこちらの記事をご覧ください。

【ANA/海外発券】クアラルンプール→北米方面のプレミアムエコノミーがPP単価8円台/費用は20万円前後

2017.08.02

本記事では2018年3月25日以降にクアラルンプールを出発するチケットについて記載しています。これは2018年3月24日までは機材変更により羽田⇔クアラルンプール路線においてプレミアムエコノミークラスが利用できないためです。2018年3月24日までに飛ぶフライトでこの運賃を利用したい方は本記事とあわせて下記記事も御覧ください。

KUL発券/プレエコが買えない期間をどうする?全4パターンの回避策

2017.11.10

海外発券:①クアラルンプール→日本方面

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クアラルンプール発券シリーズ②ということで、①のカナダ・アメリカなど北米行きに続いて日本方面のチケットについてまとめました。

本記事ではプレミアムエコノミークラス利用を前提とした記述が多分に含まれますが、エコノミークラスおよびビジネスクラスもおすすめなので、ちょくちょく比較を交えて記述します。どの座席クラスを対象としているかは(Y)(PY)(C)(ALL)という表記で補足することもありますので、参考にしてみてください。

■表記サンプル

(ALL)→すべて
(Y)→エコノミー・(PY)→プレミアムエコノミー・(C)→ビジネス

日本方面へのフライト概要

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日本方面のチケットと表現しましたが、これは上図の通りクアラルンプールを出発地として日本を到着地とするチケットで、①→②→③→④の順に飛ぶフライトを指しています。本来はマレーシアに住んでいる方向けのものと言えるでしょう。

普段私たちは日本に住んでいますから、日本を出発地としてクアラルンプールなど海外を到着地とするチケットを購入しますよね?いつもの反対をイメージすればOKです。

上図でいう①④のクアラルンプール⇔羽田の国際線部分のほか、②③の部分に羽田→伊丹・羽田→福岡・羽田→那覇というような国内線区間を片道につき1区間付けることが可能です。つまり羽田とクアラルンプールの単純往復だけでなく、日本各地のほぼすべての空港行きの往復チケットをあわせて発券することが可能というわけです。

俗にいう“国内線切り込み”と呼ばれるものです。

さて、そんなクアラルンプール発券日本方面のプレミアムエコノミークラスチケットには下記のようなメリットがあります。

  1. チケット自体がかなり安い(ALL)
  2. プレミアムポイント単価(PP単価)がかなり安い(ALL)
  3. プレミアムエコノミークラスの確約(PY)
  4. 座席クラスのアップグレードができる(Y)※1(PY)(Z)※2
  5. 予約変更ができる(ALL)
  6. ストップオーバーで国内旅程を分割できる(ALL)
  7. シンガポール経由便も選択できる(ALL)
  8. 片道発券可能なので帰国もらくらく(ALL)

の8つのメリットがあり、日本発券のデメリットを克服することが出来ます。以下1つずつ説明していきます。

※1 予約クラスH(Flex Plus)・予約クラスY(Full Flex Plus)以上のみ
※2 予約クラスZ(Flex Plus)・予約クラスC(Full Flex Plus)以上のみ。ただしファーストクラスの設定は2017年10月28日までのシンガポール路線のみのため、現在はアップグレードできるメリットはありません。

海外発券(クアラルンプール発券)の魅力

1. チケット自体がかなり安い

まず一番大きいメリットはチケットが安いことです。各座席クラス(主な予約クラス)ごとの運賃を比較してみました。

滞在日数など運賃規則が大きく違うので予約クラス( S / E / Z )をベースに比較しています。

(参考)運賃比較[2018年2月19日時点]

クアラルンプール発券
(KUL → TYO)
日本発券
(TYO → KUL)
チケットに含まれる区間①④
エコノミークラス(S)47,550円
(約-1.7万円)
67,290円
プレミアムエコノミークラス(E)81,550円
(約-4万円)
121,890円
ビジネスクラス(Z)150,150円
(約-9.4万円)
242,290円

エコノミークラス(S)、プレミアムエコノミークラス(E)、ビジネスクラス(Z)でそれぞれ日本発券と比べると約2万円、約4万円、約9万円も安く買えることがわかりました。念のために付け加えると、クアラルンプール発券は安いだけでなく予約変更が可能などかなり使いやすいチケットとなっています。

また後述しますが、クアラルンプール発券の場合は東京〜名古屋/大阪/福岡、日本発券の場合は東京〜名古屋/大阪を無料(諸税は必要)で追加することが可能ですので、かなりお得と言えます。

2. プレミアムポイント単価(PP単価)がかなり安い

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次にこのチケットを実際に購入して乗ったとき、どのくらいプレミアムポイントやマイルが貯まるのかとプレミアムポイント単価(PP単価)を計算してみました。

マイルについては保有するクレジットカードの種類やANAの会員ステータスによって異なりますが、プレミアムポイントは全員が同じPP数になりますので、下表を参考にしてみてください。これは国際線のみを含むチケットの場合のPP単価です。

(参考)獲得プレミアムポイント比較(エコノミークラス[S]

エコノミークラス(S)クアラルンプール発券
(KUL → TYO)
日本発券
(TYO → KUL)
① クアラルンプール → 東京2,503PP
② 東京 → クアラルンプール2,503PP
PP合計5,006PP
運賃合計47,550円67,290円
PP単価約9.50円/PP〜約13.44円/PP〜

(参考)獲得プレミアムポイント比較(プレミアムエコノミークラス[E]

プレミアムエコノミークラス(E)クアラルンプール発券
(KUL → TYO)
日本発券
(TYO → KUL)
① クアラルンプール → 東京5,407PP
② 東京 → クアラルンプール5,407PP
PP合計10,814PP
運賃合計81,550円121,890円
PP単価約7.54円/PP〜約11.27円/PP〜

(参考)獲得プレミアムポイント比較(ビジネスクラス[Z]

プレミアムエコノミークラス(E)クアラルンプール発券
(KUL → TYO)
日本発券
(TYO → KUL)
① クアラルンプール → 東京6,658PP
② 東京 → クアラルンプール6,658PP
PP合計13,316PP
運賃合計150,150円242,290円
PP単価約11.28円/PP〜約18.20円/PP〜

クアラルンプール⇔羽田の単純往復でもプレミアムエコノミークラスならPP単価が約7.5円と、これだけでもかなりお得なチケットだと言えるでしょう。

しかし!このチケットの醍醐味は国内線の切り込みによる更なるPP単価の低下と使いやすい国内線チケットの入手なのです。

下表は空港ごとの追加運賃です。

空港追加運賃
名古屋/大阪/福岡無料
それ以外の空港
(例)新千歳/那覇/石垣など
+約14,000円

福岡までは国際線の単純往復と同じ値段、それ以外の空港は約14,000円の追加運賃が発生します。つまり、PP単価を下げるにはその運賃で行けるそれぞれ遠い空港までのチケットを発券するのがベストです。

無料の範囲であれば福岡。追加運賃を払う場合は那覇や石垣などが良いでしょう。その場合の運賃とPP単価は以下のとおりです。

PP単価を求めるのであれば、エコノミークラスの最安チケット(予約クラスS)かプレミアムエコノミークラス(予約クラスE)がおすすめですが、どちらもPP単価5円台ですので、総額が少し高いことが気にならなければプレミアムエコノミークラス(予約クラスE)の方が良いでしょう。なにせプレミアムエコノミークラスに搭乗しつつビジネスクラスへのアップグレードもできるのにPP単価5.7円台ですから!

■福岡行き

予約クラス/路線KUL → HND → FUK
運賃獲得PPPP単価
エコノミークラス(S)47,550円7,274PP6.54円/PP
エコノミークラス(H)81,550円9,276PP8.79円/PP
プレミアムエコノミークラス(E)81,550円13,082PP6.23円/PP
ビジネスクラス(Z)150,150円15,584PP9.63円/PP

■那覇行き

予約クラス/路線KUL → HND → OKA
運賃獲得PPPP単価
エコノミークラス(S)61,250円8,942PP6.85円/PP
エコノミークラス(H)95,150円10,944PP8.70円/PP
プレミアムエコノミークラス(E)95,150円14,750PP6.45円/PP
ビジネスクラス(Z)163,850円17,252PP9.50円/PP

■石垣行き

予約クラス/路線KUL → HND → ISG
運賃獲得PPPP単価
エコノミークラス(S)61,250円9,902PP6.19円/PP
エコノミークラス(H)95,150円11,904PP8.00円/PP
プレミアムエコノミークラス(E)95,150円15,710PP6.06円/PP
ビジネスクラス(Z)163,850円18,212PP9.00円/PP

上記以外の日本国内の目的地やシンガポールを経由する場合は、下記リンク先にある公式のマイル・プレミアムポイント計算サイトを利用して獲得できる数字を確認しましょう。

ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション

また 7.シンガポール経由便も選択できる で後述の通り、2018年3月24日前後で運行機材が異なり2018年3月24日まではプレミアムエコノミークラスが搭載されていない機材のためプレミアムエコノミークラス運賃での発券は出来ません。シンガポール経由便として約13,000円高いチケットを購入するか、エコノミークラスかビジネスクラスで発券しましょう。

3. プレミアムエコノミークラスの確約

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プレミアムエコノミークラス運賃で予約すると、当然ではありますが現在のステータスに関わらずプレミアムエコノミークラスに搭乗することができます。

シート自体は確かにちょっとの違いですが、中長距離路線では到着時の疲れが大きく変わってくるので是非使いたいですよね。SFC修行中でプレミアムエコノミークラスへの無料アップグレードが利用できない、ステータスはあるけど繁忙期等でアップグレードが出来ない可能性がある、なんて場合には安心できる要素です。

さて、いつもよりちょっとプレミアムな対応をしてもらえるプレミアムエコノミークラスですが、なんといっても外せない最大のメリットは座席やシートッピッチの大型化

エコノミークラスプレミアムエコノミークラス
シートッピッチ86cm (B787-9/B777-300ER)
79cm (B787-8)
97cm
座席幅46cm (推定)49cm
シートテレビ9インチ11インチ (B787-9)
10.6インチ (B787-8/B777-300ER)
座席幅46cm (推定)49cm

エコノミークラスと比較すると各所が大きく、快適な座席であることがわかります。クアラルンプール路線は約7時間程度のフライトですのでそこそこ疲れてしまいますが、プレミアムエコノミーなら現地で遊ぶ体力やタッチで帰る余力を残すことができます。

シート電源もあるのでPCを開いたり、スマートフォンの充電などができます。トイレなど頻繁に席を立つことが多い方は、なるべく通路側席または最前列を座席指定するといいでしょう。

4. ビジネスクラスへのアップグレードが可能

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予約クラスH/Y/E/G運賃はアップグレード対象運賃のため、ANAマイルやANAアップグレードポイントを利用してビジネスクラスへのアップグレードが可能です。ANAマイルに余裕がある方や前年度SFC修行・ダイヤモンド修行を解脱されている方はお手頃価格でビジネスクラスを体験することが可能です。

アップグレードポイントマイル
アップグレードに必要な
ポイント/マイル(片道)
8ポイント18,000マイル

クアラルンプール路線で運行されている機材は、B787-8(ANA BUSINESS CRADLE)またはB787-9(ANA BUSINESS STAGGERED)であり、ビジネスクラス利用時はクレードル又はフルフラットシートで快適にクアラルンプールまでの旅を楽しむことができます。

2018年3月24日までB787-8(240席仕様)
ANA BUSINESS CRADLE
2018年3月25日以降B787-9(246席仕様)
ANA BUSINESS STAGGERED

ANA国際線アップグレード特典を利用してビジネスクラスにアップグレードを検討される方はこちらの記事で詳細を説明しています。

【ANA国際線】マイルでお得にビジネスクラスへアップグレード

2016.10.09

ビジネスクラスなどで提供される食事、ドリンクがどんなものかはANAのサイトから確認することができます。どんなものが出るのか確認しておきましょう♪

ANAビジネスクラスの食事はこんなに豪華!AMC会員なら機内食を事前予約可能

2017.03.05

5. 予約変更ができる

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クアラルンプール発日本方面の全予約クラスで予約変更が可能です。予約変更不可・払戻不可運賃はありません。

予約クラス変更手数料払戻手数料
エコノミークラス → S
プレミアムエコノミークラス → E
200MYR
(約5,200円)
300MYR
(約7,800円)
エコノミークラス → H/Y
プレミアムエコノミークラス → G
ビジネスクラス → Z/C
無料Flex Plus → 300MYR
Full Flex Plus → 無料

そしてこの予約変更可能という特性には下記2つのメリットがあります。

メリット1)日程や便の変更が自由にできる

予約変更が可能な運賃では、①羽田⇔クアラルンプールで予約していたチケットを成田⇔クアラルンプールに変更する、②日付を変更する、③シンガポール経由便に変更すること(後述します)などが可能です。

日本発券に慣れていると「予約変更なんて要らない!」ってお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、国際線と国内線であわせて4区間を含むような旅程では、おおよそ2回の旅程にわけて搭乗することが想定されます。この場合、チケット購入から遠い搭乗予定となることもあり、購入した後にどんな予定変更が待ち構えているか分かりません。

せっかく高いお金を払って購入するチケットですから、少額/無料で予約変更して別の日程で継続して飛ぶことができるのは大きなメリットと言えます。

実際、僕もクアラルンプール発券のプレミアムエコノミークラス運賃では4度ほど予約変更を行いました。僕自身、予約変更なんて無くても大丈夫!と思っていた人なので、予約変更ができるってなんて素晴らしいんだろうと感じた次第です 笑

メリット2)予約クラスの変更もできる

予約変更にはそれ以外にもメリットがあります。それは予約クラスの変更が可能という点です。

例えば、エコノミークラス(S/W/V/Q/H/U/B/M/Y)で発券して片道(クアラルンプール→羽田)を飛んだあと、もう一度クアラルンプールに行く復路便をプレミアムエコノミークラスやビジネスクラスに変更したい!という場合、ANAのデスクに依頼することで変更が可能です。

もちろん運賃差額と上述の変更手数料は発生しますが、途中でエコノミークラス→プレミアムエコノミークラス、エコノミークラス・プレミアムエコノミークラス→ビジネスクラスと変更が可能ですので、マイルによる座席アップグレードが厳しそうな場合など安心して上位クラスに変更ができます。

実際に僕もエコノミークラス(Wクラス)からプレミアムエコノミークラス(Eクラス)に変更+シンガポール経由に変更を依頼してみました。運賃計算には時間がかかるようで回答までに1時間半程度要しましたが、無事変更できました。

■変更前のチケット

■変更後のチケット

無事、エコノミークラスのWクラスからプレミアムエコノミークラスのEクラスへと変更できています。またシンガポール経由も空席があれば追加運賃を支払うことで変更できました。今回はW→Eの変更+SIN経由による運賃追加で約24,000円の追加決済となりました。

運賃クラスを下げる変更はできません。例えば、Hクラスで購入したチケットをSクラスにはできません。また一旦SクラスからHクラスに変更した場合も、たとえ変更後のフライトに再度Sクラスの空席があっても戻すことはできません。同じHクラス以上の予約クラスで変更となります。

6. ストップオーバーで国内旅程を分割できる

このチケットを使いやすくしている要因は、東京でストップオーバーができるということです。消費税の有無による運賃総額の違いはあるものの、国際線と国内線の4区間それぞれをチケット自体の有効期限以外には特段の制約なく別の日程にできる点です。

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上図の通り、7月8日の週末にクアラルンプールから帰国し、お盆には福岡へ旅行。そして9月8日の週末には再びクアラルンプールへとする旅程も組むことができます。このときの運賃はプレミアムエコノミークラス(予約クラスE)で約88,000円です。

ここで書いた運賃より約6,000円高くない?とお気づきの方もいらっしゃるでしょう。

実は国内線区間を追加したとき、国際線から24時間以内の乗り継ぎ旅程ではない場合には片道の国内線運賃(普通運賃)相当にかかる消費税が加算されます。この場合片道あたり約3,000円、往復で約6,000円です。

下図のように両方の国際線が国内線とくっついていると消費税は不要です。

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でもこれだと東京在住の方はあまりお得ではないので、国内線を片方の国際線に寄せるのもアリです。この場合も消費税はかかりません。往路と組み合わせるなら①②③、復路となら②③④がそれぞれ24時間以内の乗り継ぎとなっていればOKです。

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7. シンガポール経由便も選択できる

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クアラルンプール⇔羽田の直行便ではなく、もともとの運賃に約13,000円程度を追加することでシンガポールを経由する経由便も選択することが可能です。検索時は特段の操作は不要ですが、フライト選択画面で一緒に表示されています。

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2018年3月24日までは羽田⇔クアラルンプール路線でプレミアムエコノミークラスが搭載されていませんので、どうしてもプレミアムエコノミークラスに乗りたい!ビジネスクラスにアップグレードした時にANA BUSINESS STAGGEREDに乗りたい!という方はシンガポール経由がおすすめです。

このとき、シンガポール⇔クアラルンプール間は、

  • マレーシア航空
  • マリンド・エア
  • シンガポール航空

が選択できます。

運行機材としてはシンガポール航空のA350-900がおすすめなのですが、運行時間帯が悪いことと時期により運行本数が1日1往復であるため、おおよその方はマレーシア航空を利用することになるのではないかと思います。僕もだいたいマレーシア航空利用です。

8. 片道発券可能なので帰国もらくらく

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最後のメリットとして片道発券が可能な点が挙げられます。自分が予定していたプレミアムポイント数が獲得できる見込みがたち、クアラルンプール発券を閉じたいと思った時にこの運賃では問題なく日本に帰着することが出来ます。

往路はLCCや片道の特典航空券でクアラルンプールまで移動する予定の方にとっても安心できる材料ですね。クアラルンプール→羽田でもクアラルンプール→羽田→石垣など片道の国内線も含めることも可能です。

お値段も半額とまではいかないもののほぼ半額でお得ですね。

その他の気になるポイント

航空券の有効期限

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上述のとおりストップオーバーを利用することで、クアラルンプール発日本行きを必ずしも、クアラルンプール→日本→国内、国内→日本→クアラルンプールとひとつながりで飛ぶ必要がないことはわかりました。(もちろん一気に飛んでもOKです)

便利なストップオーバーですが、ひとつ気をつけなければいけないことがあります。それが航空券の有効期限です。航空券には有効期限というものが必ず設定されていて、ANAでは第一区間(最初のフライト)から一定期間のみ有効と期間が予め定められています。

この記事で紹介したプレミアムエコノミークラス運賃(予約クラスE)はBasic Plusという運賃種別にあたり、有効期限は6ヶ月間です。つまり、最初のフライト(クアラルンプール→東京)の出発日からちょうど6ヶ月後までにすべてのフライトを終わらせる必要があります。FlexやFlex Plusの有効期限は1年間です。

例えば、有効期限が6ヶ月であればこんな旅程もOKです。

(例)クアラルンプール→日本→国内 Basic Plus(有効期限6ヶ月)

出発日(第一区間):2018年04月13日
〃 (第二区間):2018年05月02日
〃 (第三区間):2018年05月05日
〃 (第四区間):2018年10月13日

正確な有効期限は、ANAの予約画面で確認できるのでそちらを見ることが確実です。発券前、発券後いずれのタイミングでも確認できるので、必ずチェックしておきましょう。

■確認箇所

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予約前:予約確認画面のフライト/金額の下「適用運賃」内【滞在期間】

予約後:予約一覧 > 予約詳細画面のフライト/金額の下「適用運賃」内【滞在期間】

※往路復路で運賃種別が違う(片道ビジネス・片道プレミアムエコノミーなど)場合は、それぞれ「運賃ルール詳細」をクリックして確認しましょう。

予約変更がWEBからできる場合とできない場合

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このチケットに関わらず、予約変更や解約ができる運賃にも関わらず予約変更ボタンと解約ボタンが表示されない場合があります。

☆WEBから予約変更・解約できないパターン

  1. ANA SKYコインを利用している
  2. 座席クラスのアップグレードをしている(空席待ち含む)
  3. 機材変更等の運行情報に変更があった場合

あくまで僕の知る限り…ではありますが、上記3パターンではWEBの予約詳細画面から予約変更や解約ができません。

座席のアップグレードをしている場合、アップグレードを一旦解約することで予約変更ができるようになります(アップグレードの解約は手数料不要です)。ただし、予約変更後の日程が確定していないことや空席を確認したい場合は、WEB予約確認画面でアップグレードを解約するのは得策ではありません。

ANAのデスクに電話すればアップグレードを解約することなく、候補日の予約運賃空席状況やアップグレード枠の空席状況を一緒に調べてくれます。もし電話をする時間があるようであればデスクに変更を依頼するのが良いと思います。

エコノミークラスで発券した場合の予約変更とブッキングクラス

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エコノミークラスでクアラルンプール発券した後に予約変更を行う場合に遭遇することが多いと思われる予約変更前と変更後でブッキングクラスが異なる場合のチケット変更手続きについて補足します。

クアラルンプール発券で購入できるエコノミークラスの最安ブッキングクラスはSクラスとなりますが、実際には混雑具合によりS→W→V→Q→H→U→M→B→Yと上がっていき、最初に予約した時点でSクラスではない場合が多々あります。

実際に僕が先日購入したチケットは往路がSクラス、復路がVクラスでした。しかし第2区間以降の3つのフライトを別日に変更しようと先日変更をしたところ、実際には復路の国際線でSクラスに空席があるもののVクラス以上でしか発券が出来ませんでした。

これは既に発券済みの予約クラスと同一またはより上位のブッキングクラスにしか変更できない運賃規則になっているからです。つまり最初に発券したチケットがVクラスならSクラスなど下位ブッキングクラスのフライトに変更しようとしても自動的にVクラスになり、運賃が払戻になることはありません。(空港諸税・経由地変更に伴う運賃差額の払戻はあります)

【変更可能運賃】
・より高額なANA普通運賃
・上位予約クラス運賃

ANAウェブサイト運賃規則より

そのためBasic(S〜Q)運賃で購入した場合は予約変更手数料+諸税差額は必ず発生することになります。僕はてっきりSクラスにすれば手数料がかかっても払戻になると踏んでデスクに電話しましたが、違うことがわかりました。

皆さんも同じ勘違いをしないようご注意下さい。僕はどうせ手数料がかかるのなら別の日程で変更をしてもらい、Vクラスの一つ上でマイル積算率が70%に上がるQクラスに変更しました(*´Д`) 数百円の違いで20%積算率が上がるなら安いものです。

下位クラスへの予約変更が出来ないこの規則はプレミアムエコノミークラス/ビジネスクラスにも適用されます。遭遇するシーンとしてはエコノミークラスが多いためエコノミークラスの話として追記しました。

まとめ

クアラルンプール発日本行きのチケットはいかがでしたでしょうか。PP単価が常時約5円前後からと非常にお得なチケットでありつつ、予約変更は少額又は無料、ビジネスクラスへのアップグレードもOKという大変使い勝手の良いチケットと言えますよね。

日本からクアラルンプールへの最初の移動は基礎解説記事でも書いたとおり、LCCなら2万円前後でクアラルンプールまで行くことも出来ますし、フルサービスキャリアでも片道3〜4万円でクアラルンプールまで行くことが可能です。

また当然ではありますが、他国に入国できるかどうかは出入国審査官、現地政府にすべて権限があり入国できなくても文句は言えません。経験上はシンガポール(チャンギ国際空港)・マレーシア(クアラルンプール国際空港)ともに比較的寛容な審査ですが、ぜひ高頻度に不審な出入国をしないようフライトを調整してみたほうが無難でしょう。

過度に心配する必要はありませんが、あくまで修行はイレギュラーな乗り方。過度な行為は自分を困らせることになることだけだと、頭の片隅に入れておきましょう。