目次
ANA期間限定運賃を活用すると修行と称してヨーロッパへ行けるかも

ANAでは例年オフシーズン向けに期間限定運賃を販売しています。直近1年で販売されたヨーロッパ路線の期間限定運賃を振り返ると大きく分けて①2016年12月〜2017年2月②2017年4月〜5月(GW含む)の2シーズンで販売されました。
過去の運賃情報などはやじり鳥さんのブログで遡る事ができます。
今回紹介するのは2017年12月25日〜2018年1月14日の期間限定で販売される運賃で、2018年1月11日〜2月28日までに日本を出発するプレミアムエコノミークラスの旅程が対象となっています。
SFC修行ではPP単価の良さ(安さ)を目安に飛ぶ路線を決めることが多いかと思いますが、せっかくたくさんフライトに乗るのであればヨーロッパ旅行も兼ねちゃおう…なーんて方にはオススメです。

以下、運賃詳細です。
ANA期間限定運賃の詳細
販売期間 | 2017年12月25日~2018年1月14日 |
対象搭乗期間 | 2018年1月11日~2018年2月28日 ※出発日基準 |
予約期限 | 日本出発の7日前まで |
購入期限 |
のいずれか早い期限 |
その他の条件 | 最低滞在日数:5日(土曜日の滞在を含む) 最長滞在日数:21日 |
※その他の詳細な運賃規則についてはこちら
東京 〜 ロンドン/パリ/フランクフルト/ミュンヘン/デュッセルドルフ/ブリュッセル
区間 | 東京 〜 ロンドン/パリ/フランクフルト/ミュンヘン/デュッセルドルフ/ブリュッセル |
航空会社(フライト) | ANA |
座席・予約クラス | プレミアムエコノミー(予約クラス:E) ▶マイル・PP積算率 100% |
費用総額(往復) | 【東京発】190,000円(平日発)・210,000円(週末発) ▶総額 約210,640円(平日発/成田→ブリュッセル) |
獲得マイル(往復) | 15,150マイル |
獲得プレミアムポイント(往復) | 12,920PP |
PP単価 | 16.3円/PP |
※獲得マイルはANAゴールドカード保有基準 ※費用(諸税込)は2018年1月8日(月) 基準
那覇 〜 ロンドン/パリ/フランクフルト/ミュンヘン/デュッセルドルフ/ブリュッセル
区間 | 那覇 〜 ロンドン/パリ/フランクフルト/ミュンヘン/デュッセルドルフ/ブリュッセル |
航空会社(フライト) | ANA |
座席・予約クラス | プレミアムエコノミー(E) ▶マイル・PP積算率 100% |
費用総額(往復) | 【全国各地発】東京発 + 5,000円/片道 ▶総額 約221,520円(平日発/那覇→成田→ブリュッセル) |
獲得マイル(往復) | 17,610マイル |
獲得プレミアムポイント(往復) | 16,856PP |
PP単価 | 13.1円/PP |
※獲得マイルはANAゴールドカード保有基準 ※費用(諸税込)は2018年1月8日(月) 基準
ブリュッセル・デュッセルドルフ以外にはサーチャージが発生
なお成田⇔ブリュッセル、成田⇔デュッセルドルフを除く路線にはサーチャージ(追加運賃)が設定されてます。人気路線だからなのか理由は不明ですが、この手の期間限定運賃を利用する際には片道あたり2,500円〜5,000円が追加されるケースがほとんどです。

どこの都市も魅力的ですからどこでもいいよ!という方は、追加運賃が発生せず空港諸税が高くないブリュッセルやデュッセルドルフがオススメです。個人的にはブリュッセルは行ってみたい都市かつお安いので最高です 笑

東京発のマイレージチャートを見ると、一番長い区間の羽田⇔ロンドンと成田⇔ブリュッセルの差は154マイル/片道です。追加運賃5,000円/片道を支払わないほうがPP単価的には良さそうですね。なおロンドン(ヒースロー空港)は空港諸税が高いことで悪名高い…有名ですからロンドン直行便が良い!という方以外はやはり別の空港がオススメです。

ANA直行便+提携他社乗継でヨーロッパ各地へも行ける
ここまでANAの直行便が就航しているロンドン/パリ/フランクフルト/ミュンヘン/デュッセルドルフ/ブリュッセルを目的地として話を展開してきましたが、この期間限定運賃はそれ以外の目的地でも設定されています。ANAの発表資料から抜粋すると以下の都市が対象です。

イギリスの各国内都市、ギリシャ、トルコ、ロシアなども対象となっているようですね。ANA就航地から先の乗継フライトでルフトハンザ ドイツ航空、スイス インターナショナル エアラインズ、オーストリア航空などを利用する場合にこの運賃が適用されるようです。
運賃は若干高くなりPP単価は上がることになるかもれませんが、好きなところに行けるのはメリットと言えるでしょう。ぜひ自分が行きたい都市にいくらで行けるのかをチェックしてみましょう♪
プレミアムエコノミークラスがオススメな理由
1. プレミアムエコノミークラスの確約

プレミアムエコノミークラス運賃で予約すると、当然ではありますが現在のステータスに関わらずプレミアムエコノミークラスに搭乗することができます。
シート自体はエコノミークラスのものに近いですが、アメリカやヨーロッパなど長距離路線では到着時の疲れが大きく変わってくるので是非使いたいですよね。SFC修行中でプレミアムエコノミークラスへの無料アップグレードが利用できない、ステータスはあるけど繁忙期等でアップグレードが出来ない可能性がある、なんて場合には安心できる要素です。
さて、いつもよりちょっとプレミアムな対応をしてもらえるプレミアムエコノミークラスですが、なんといっても外せない最大のメリットは座席やシートッピッチの大型化。
エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | |
---|---|---|
シートッピッチ | 86cm (B787-9/B777-300ER) 79cm (B787-8) |
97cm |
座席幅 | 46cm (推定) | 49cm |
シートテレビ | 9インチ | 11インチ (B787-9) 10.6インチ (B787-8/B777-300ER) |
座席幅 | 46cm (推定) | 49cm |
※フランクフルト・ロンドン路線は主にB777-300ERを、パリ・ミュンヘン路線はB787-9を、デュッセルドルフ・ブリュッセル路線はB787-8を利用しています。
エコノミークラスと比較すると各所が大きく、快適な座席であることがわかります。ヨーロッパ路線では片道約12時間程度のフライトとなりますのでそこそこ疲れてしまいますが、プレミアムエコノミーなら現地で遊ぶ体力やタッチで帰る余力を少しでも多く残すことができます。
シート電源もあるのでPCを開いたり、スマートフォンの充電などができます。トイレなど頻繁に席を立つことが多い方は、なるべく通路側席または最前列を座席指定するといいでしょう。
2. ビジネスクラスへのアップグレードが可能

予約クラスEの運賃はアップグレード対象運賃のため、ANAマイルやANAアップグレードポイントを利用してビジネスクラスへのアップグレードが可能です。ANAマイルに余裕がある方や既にステータスをお持ちの方、家族がステータス保有者の方はお手頃価格でビジネスクラスを体験することが可能です。
アップグレードポイント | マイル | |
---|---|---|
アップグレードに必要な ポイント/マイル(片道) |
10ポイント | 28,000マイル |
ヨーロッパ路線で運行されている機材はすべてANA BUSINESS STAGGEREDです。ビジネスクラス利用時はフルフラットシートで快適にヨーロッパまでの旅を楽しむことができます。
先日僕も羽田⇔フランクフルト路線のビジネスクラスに搭乗してきましたが、非常に快適でした。特にフランクフルト路線は深夜便もあるため、離陸後すぐに寝られて快眠でした。


ANA国際線アップグレード特典を利用してビジネスクラスにアップグレードを検討される方はこちらの記事で詳細を説明しています。
ビジネスクラスなどで提供される食事、ドリンクがどんなものかはANAのサイトから確認することができます。どんなものが出るのか確認しておきましょう♪
まとめ
ヨーロッパ旅行は日数もかかりますし、今現在販売されている運賃は2月末までの旅程しか対象になりませんので利用できる方は少ないかと思います。しかし昨年同様に4月からGW付近が対象のヨーロッパ方面プレミアムエコノミーはひっそりとセール運賃が出る可能性もありますので、こういった旅程の可能性を頭に入れておいても損はないでしょう。
なお1年前の同様の運賃が160,000円からと今年のものより3万円安かったことを踏まえると、期間限定のセール運賃でさえ徐々に値上げを狙っているようですね…。オトクな運賃が出ているときに修行兼旅行に出かけてしまうのも良いのではないでしょうか?
コメントを残す