【搭乗記】タイ国際航空 TG641[成田→バンコク/A330]エコノミークラスで行くKUL発券のための片道航空券!

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ANAのクアラルンプール発券を行うため、タイ国際航空のA330-300型機で東京/成田からバンコクまで飛んできました!

ANAと同じスターアライアンスに加盟するタイ国際航空(TG)ですが、実はいままで一度も乗ったことがありませんでした。今回はANAのクアラルンプール発券を行うため、まずはクアラルンプールに赴任*1する必要があります。

以前こちらの記事で書いたとおり、海外発券の出発地赴任に利用する航空券にはいろいろな選択肢があります。今回僕は下記3つの理由からタイ国際航空の有償片道航空券を利用してクアラルンプールに赴任することにしました。

→ANA海外発券/クアラルンプール発券の記事はこちら

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【ANA/海外発券】クアラルンプール→北米方面のプレミアムエコノミーがPP単価8円台/費用は20万円前後

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【基礎解説】ANAの海外発券ってなに?SFC修行に人気な理由やその仕組みをズバッと解説!

2017年6月30日

タイ国際航空[TG641] 有償片道航空券を選択した理由

今回僕がクアラルンプールへ赴任するためにタイ国際航空の有償片道航空券を選択した理由は次の3つです。

  1. 片道運賃なので総額が安い
  2. バンコク乗継で1泊することができる
  3. 搭乗マイルをユナイテッド航空に貯めることができる

1. 片道運賃なので総額が安い

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ANAやJALなど日本の航空会社に慣れていると、片道の有償航空券はものすごく高い印象がありますよね。しかし、海外の航空会社やLCCでは片道航空券だからといって高い運賃とは限りません。単純に往復航空券の半額程度の場合もあれば、安いことも高いことも当然あります。

タイ国際航空の場合、ほぼ往復航空券の半額くらいで購入することができました。実際に購入した航空券はこちら。

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運賃はSurprice!の3,000円クーポンを利用して32,970円でした。

海外格安航空券(飛行機チケット)・海外航空券+ホテルの検索・予約ならSurprice!【サプライス】

フルサービスキャリアのタイ国際航空に2回搭乗して東京→バンコク→クアラルンプールと移動できる航空券が約3万円とはお得ですね。もちろんエアアジアの羽田→クアラルンプールの直行便なら最安1.5万〜2万円くらいで購入できるので、金額だけを見ると最安とは言えないですが…。

2. バンコク乗継で1泊することができる

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タイ国際航空はその名前の通りタイ王国の航空会社で、バンコク・スワンナプーム国際空港を拠点としています。そのため、クアラルンプールに行くには、バンコク・スワンナプーム国際空港を経由する乗継便を利用する必要があります。

普通は乗継便は利便性が低く敬遠されがちですが、どうせ乗継便に乗るなら経由地であるバンコクにも寄りたい!コンラッド バンコクに泊まりたい!と思い、わざわざ一泊する必要のある乗継便を選択してみました。

コンラッド バンコクの滞在記については後日掲載します。

3. 搭乗マイルをユナイテッド航空に貯めることができる

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今回購入したチケットのブッキングクラスはWクラスでした。残念ながら、ANAのマイレージクラブであるAMCにはタイ国際空港の格安チケットによく割り当てられるW/Vクラスは積算対象外になります。

しかしスターアライアンス加盟航空会社であるユナイテッド航空は、タイ国際航空のW/Vクラスをアライアンス内で唯一積算することが可能です。

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もしタイ国際航空の格安チケットを利用する機会がある方は、ユナイテッド航空のマイレージ会員制度「マイレージプラス」に入会して活用するのが良いでしょう。

https://www.united.com/ual/ja/jp/

成田空港の保安検査場は朝07:30からオープンする

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成田空港を午前中に出発するフライトには何度か乗ったことがありましたが、朝7時過ぎに空港についたのは今回が初めてでした。こんなに早く来る必要性は無かったのですが、エアポートリムジンを予約したのが出発前日だったために希望の便は満席。そのため一番早い便で07:10頃に到着することとなりました。

搭乗時刻は10:50ですので、タイ国際空港のカウンターが開くのは早くても朝8時前後。この点は仕方ないと諦めていたので、今回は自動チェックイン機を使ってポチポチと発券していきます。

過去に自動チェックイン機を使ったのは、去年のイギリス旅行から帰る際にヒースローでANA優先カウンターに気づかず友人と一緒にチェックインしたときくらいです…。

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しかし自動チェックイン機というだけあって非常に簡単に手続きは済みました。

今回はANAではなくタイ国際空港のチェックインなので、違いと言えばAMCカードを挿入して予約を呼び出すのではなく、パスポートで呼び出したことくらいでしょうか?(オンラインチェックイン済み)

Manage My Booking | Online Check In | Thai Airways – Thailand

なお、この時点ではスターアライアンスゴールドとして認識してほしかったので、ANAのマイレージ番号を登録していますが、搭乗後にタイ国際空港のサイトからUAのマイレージ番号に書き換えました。(もちろん最初からUA登録してNH*Gは提示でもOK)

無事ペラペラな搭乗券をゲットしました。

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ペラペラ〜な搭乗券とANAダイヤモンドステータスカードを持って、ANAの上級会員向け優先保安検査場「PRIORITY LANE」へと向かいます。

するとなんと!保安検査場が閉まっています…。

最初はANAのPRIORITY LANEだけが閉まっているのかな?と思ったのですが、GOLD TRACKや一般のレーンも同様に閉まっていました。どうやら、07:30から一斉に営業開始となるようです(^_^;)

しばらくベンチに座って待ちつつ、07:30になったタイミングでANAのPRIORITY LANEを利用して優先保安検査を受け、無事出国しました。

ANA SUITE LOUNGE(第4サテライト)で朝ごはん

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成田では第5サテライト出発のフライトを利用することが多いので、エバー航空を利用するときくらいにしか来たことのない第4サテライトにあるANA SUITE LOUNGEにお邪魔しました。

ANAのラウンジはANA LOUNGE、ANA SUITE LOUNGEともに午前11時が朝ごはんメニューと通常のダイニングメニューとが切り替わり時間です。

「ANA SUITE LOUNGE」「ANA LOUNGE」でのお食事・お飲み物について|Service & Info[国際線]|ANA

今回は朝ごはんメニューの時間帯なので、白飯にお味噌汁におかず…というホテル朝食のようなものを頂いてみました。意外とちゃんとしててびっくりです笑

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しかし、飛行機を見ながらご飯を食べたりお酒をいただけるのは良いですね。旅の楽しみの半分くらいはラウンジや空港でのサービスと言っても過言ではありません←

青い翼がたくさんまわりにいます。う〜ん、良いですね。

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スターアライアンスゴールドは優先搭乗OK

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ANAのダイヤモンドサービスメンバー・プラチナサービスメンバー・スーパーフライヤーズメンバーはスターアライアンスゴールドの資格を持っているため、ANA以外のスターアライアンス運航便であっても優先搭乗が可能です。

タイ国際航空のビジネスクラス「ロイヤル シルク」に搭乗する方と一緒のタイミングで機内へと乗り込むことができます。おかげで夏休みシーズンの始まる繁忙期にも関わらず、自席の上にちゃんとスーツケースをしまうことが出来ました。

機内食と手厚い機内サービスがすごい!

まず感じたのは、タイ国際航空のエコノミークラスってサービスが良いです!日本路線という特徴にあわせたきめ細かいサービスや、日本人でも楽しめる日本語が利用できるエンターテイメントシステムなどなど。

水平飛行に入るとすぐに飲物のサービスがありました。冷たいお茶をお願いすると緑茶とウーロン茶があるとのことでウーロン茶をお願いしました。メーカーは忘れてしまいましたが、日本ブランドのウーロン茶でしたので、安心のお味です。

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そしてなぜか「味ごのみ」が付いてきました笑

実は初めて食べたんですが、結構美味しいですね。でもどこかで食べたことのあるような味だったので、記憶にないだけで小さい頃食べてるかもしれません。

味ごのみをボリボリ食べながらお茶を飲んでいると、こんどは機内食が届きます!僕が座っていたエリアは日本人CAさんではなくタイ人CAさんだったので英語で「チキン or ビーフ?」というテンプレートのような質問を受けます。

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今回はチキンを選択してみました!

するとマッサマンカレー?のような味のチキンでした(よく分かってません)。

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とっても美味しかったです♪

付け合せにはひやむぎ…?のような麺とスモークサーモンのサラダがありました。

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そしてそして!一番ビックリしたのが、エコノミークラスなのに温かいパンの提供がありました!ご飯付いてるのに?と思いながらも、チキンと一緒に美味しく頂きました♪

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ちなみに飲み物のオーダーは食事を出してくれたときと、食べ終わったときにも聞いてくれました。もし要らないくても向こうから定期的に聞いてくれるのは嬉しいですね。

食後には温かい紅茶を頂きつつ、機内エンターテインメントでどんな映画や音楽が見れるのかな?と思っていじっていると…

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日本の映画やテレビ番組が入ってるのは当然として…驚いたのは音楽。AKB48やHKT48、ももクロなどなどアイドル系の音楽がメインに入っており(違うグループだったかも?詳しく無くてごめんなさい)、もしかしてタイでも人気なのかな?なんて思っていたのですが…

水瀬いのりやevery♥ingも入っていました。。。

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※写真は別の機材で撮影したものです

多分ご存じない方のほうが多いと思いますが、いわゆる声優さんですね。主にゲームやアニメなどの主題歌等を歌われているわけですが、まさか他国の航空会社の機内エンターテインメントに日本の声優さんの楽曲が入っているとは…(オタク歓喜w)

ANAにも収録されていませんから、これは!と思い機内で大変楽しませて頂きました。おかげで音楽を聞いていると充電できないともっぱら噂の僕のiPhone7 Plusも充電することができました。

着陸前には…

そろそろ着陸かな?というタイミングで、なんと抹茶アイスが貰えました!(安心のグリコ)

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他にもいくつか味はあったようです。う〜ん、バンコクみたいな中距離路線のエコノミークラスでもアイス貰えるのかぁ〜、なんて嬉しくなりました笑

あとは相変わらずやたらと記入欄の多い入国・出国カードに記入します…

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どうやら今年の10月1日から簡素化するみたいです。やった!

www.thaich.net

機内のサービスはざっとこんな感じでした。

バンコクにエコノミークラスで行くなら、ANAではなく、値段が安いことに加えてサービス面も充実しているタイ国際航空でもいいかな?なんて思ったりもしました。

既にANAの上級会員の方は、バンコク路線のようにすべての機材でプレミアムエコノミークラスが搭載されている場合、一応…プレミアムエコノミークラスに無償アップグレードできるので、ANAの方が座席やお酒の面ではちょっと有利かもしれません。

また中国国際航空(エアチャイナ)のようにエコノミークラス搭乗時にPREMIUM LANE(優先出入国レーン)利用のためのチケットはもらえません。あくまでビジネスクラス利用者のみで、ANAのダイアモンドメンバーであっても貰えません。

※ANAダイヤモンドメンバーはANA運航便のエコノミークラス利用時も貰えます

スワンナプーム国際空港に到着!

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快適な空の旅を終えて、バンコク・スワンナプーム国際空港に到着しました。この日のイミグレ(入国審査)は普通程度の混み具合だと思いますが、外国人用の一般レーンにて約30分程度並びました。

今年は初めての入国ですし、バンコクに通いつめているわけでも無いのでイミグレのお兄さんからは特に尋問されることもなく…通過。預けていたものもありませんでしたので Nothing to Declare の緑色のゲートを通って外へと出ます。

到着階にはSIMカードの販売店やATMなどいろいろとお店が並んでいますが、今回はシンガポールで調達したStarhubのSIMカードを使ってローミング(Happy Roam)するため、特にどこにも寄らず出口へと向かいました。

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Uber X で快適にホテルまで移動

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空港から滞在先であるコンラッド バンコクへはUber X で移動します。タイのタクシーでは一応メーターが付いていたり動いていたりしますが、よくぼったくりドライバーに出会うので、Uberを使うと安心です。

前回訪問時は、いろいろあって空港からはタクシーを利用しましたが、今回はリベンジ!空港からUber Xを利用してホテルまで移動してきました。

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Uberでは、配車を依頼するときに現在地と目的地を入力するので、空港から目的地までの見積額がわかり、言葉の面でも金額の面でも安心です。

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特にスワンナプーム国際空港から市街地へは、Uber X(一般の人が運転する廉価なサービス)とUber Black(高級車やプロライセンス保有者等が運転するハイヤー的なサービス)どちらも定額運賃が設定されており、それぞれ下記のとおりです。

運賃
タクシー(参考※) 300THB〜500THB
(≒1,000円〜1,750円)
Uber X 300THB
(≒1,000円)
Uber Black 1000THB
(≒3,300円)

※一般的なメータータクシーの場合は渋滞時に高くなることがあります。

市街地まで有料道路(高速道路)を利用することがほとんどなので、その通行料は別途請求されますが、Uberでは通行料を含めて、降車後すぐにメールで明細書が通知され、金額がいくらだったかや、経路などもマップで確認することができます。

今回はホテル近くで渋滞に巻き込まれ、結局1時間20分もかかってしまいましたが、定額なので300THBで済みました!すごい!

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もし万が一ドライバーさんが意図的な遠回りをしても、降車後にUberの会員ページからその旨を申告することで、見積額を超えた部分について返金を受けることができます。

僕自身も2度ほど申請をしたことがありますが、すぐに金額が修正され、クレジットカードへと差額が返金されました。

その他のメリットとしては、Uberドライバーだからといって確実に英語が話せるわけではないものの、英語が第一言語ではない国でも、一般のタクシーより英語が話せる確率は高い気がします。台湾とかは特にそうですね。

Uberをまだ利用したことがない方は、下記コードを使って登録すると日本で利用できる1,500円分の初回無料乗車クーポンが貰えます!夜間に利用すると、タクシーの深夜料金より安く移動することができるのでお得です♪

次回はバンコク→クアラルンプールの搭乗記です!

*1:クアラルンプール発券など、海外発券チケットを利用する場合にその出発地まで片道航空券等を利用して移動し、この出発地をベースに航空券を購入すること