
先日初めてJALのビジネスクラスに搭乗する機会があり、台北まで快適な空の旅となりました。今回は羽田発台北行(JL097便)のビジネスクラスをレポートします。
目次
今回のフライト概要

運行会社 | JAL |
フライト番号 | JL907 |
出発地 | 東京(羽田)/HND |
到着地 | 台北(松山)/TSA |
飛行時間 | 3時間40分 |
搭乗クラス | ビジネスクラス |
発券種別 | 特典航空券 (アラスカ航空) |
空港についたらビジネスクラスチェックインで楽々手続き

ビジネスクラス搭乗者はビジネスクラス専用のチェックインカウンターを利用することができます。エコノミークラス搭乗者が長蛇の列をなしている一般のカウンターと比べると数人並んでいるレベル。ほとんど待つことなく航空券を貰い、荷物を預けることができました。
羽田空港では出発時刻の45分前までチェックインを受け付けていますが、複数の便が重なる時間帯ではチェックインカウンターが混み合います。ギリギリに空港に到着すると乗り遅れる危険性もありますが、ビジネスクラスカウンターが利用できれば交通事情等で空港バスが遅れた場合などもちょっと安心ですね♪
受け取ったチケットはこちら。ANAもそうですが日系航空会社はチケットが簡素ですね。もう少しプレミアム感…とまでいかなくても色くらいつけられないのでしょうか笑

ビジネスクラス利用でも保安検査は一般レーン

JALのビジネスクラス利用…というよりかは羽田空港を出発する便でのビジネスクラス利用で残念なポイントがあるとすれば、優先保安検査レーンを利用できないことです。普段はANAを利用しているのでANAの上級会員資格を利用して優先レーンを通ることができますが、JALの場合は現在ノンステータス。一般レーンを使う他ありません。
成田空港や海外の空港では通常、ビジネスクラス利用者は航空会社の上級会員でなくても優先保安検査場が使えるところが多いです。そのため、正直ビジネスクラスなのに並ぶの!?という気持ちで長い列に並びました。
この日は金曜日の朝方でしたので土日や大型連休ほどの混み具合ではありませんが、それでも保安検査レーンの待機列がレーンの外まではみ出していたのでそこそこ混んでいましたね。
フライトまではサクララウンジでゆっくり♪

ビジネスクラス搭乗者はJALが運営する「サクララウンジ」を利用できます!空港ラウンジと言っても、ゴールドカードに付帯するクレジットカードを提示すれば入室できるカードラウンジではなく、航空会社が運営するビジネスクラス搭乗者や自社上級会員向けの豪華なラウンジです。
ラウンジへの道のり
中央にある保安検査場を抜けたら左にしばらく進むと112番ゲート近く、左手側にラウンジへの入り口があります。エスカレーターで1つ上がった4階に行きましょう。

入り口付近にはこのような表示があります。

ラウンジの訪問記はこちら
ビジネスクラスなら優先搭乗でスイスイ

JALのビジネスクラス搭乗者は機内へと優先搭乗することができます。優先搭乗は主に次の順番で案内されますので、3番目のアナウンスにはもう搭乗開始となります。
ビジネスクラスなのに3番目?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、JALやANAなど日系航空会社では下記順番で搭乗を案内される、事前改札サービスが利用できる小さいお子様連れの方や最上級会員の方たちが搭乗されてからの案内となります。

羽田→台北路線はファーストクラスの設定がありませんが、JALやワンワールドの最上級会員であれば常にファーストクラスと同じ順番で優先搭乗することができます。そのため、ビジネスクラスは常に3番目の搭乗となります。
エコノミークラスのお客さんがどっと流れ込んでくる前に荷物を上にしまったり、必要なものをカバンから出す時間的余裕が持てるので、優先搭乗はあると便利です。

この画面表示がある列に並んで待ちましょう。なお、待っている間にパスポートとチケットのチェックを受けることがありますので、この2つは列に並ぶときには手に持っておくとスムーズです。
JAL国際線の優先搭乗案内順
- 事前改札サービス
- ファーストクラス、JALダイヤモンド・JGCプレミア・ワンワールド エメラルド資格保有者
- ビジネスクラス、JALサファイア・JALクリスタル・JALグローバルクラブ・ワンワールド サファイア・ワンワールド ルビー資格保有者
- エコノミークラス(後方座席)
- エコノミークラス(すべて)
【参考】搭乗口でのご案内順について(ご搭乗のお手続き) – JAL国際線
開放感のある搭乗ゲート

羽田空港の搭乗ゲートは全面ガラス張りで見晴らしがとても良いですね。この日、隣のゲートにはANA機が駐機していました。
エスカレーターを下がっていきます。

すると運命の分かれ道が…!
短距離用の機材や人数が少ないとブリッヂが1本だったりするので、今回はビジネスクラスもエコノミークラスも同じでした笑

ブリッヂを渡っているときは高揚感がありますね♪

いざ搭乗!

短距離路線はクレードルタイプのシートを採用

JALの羽田〜台北路線ではB787-8型機とB767-300を採用しているようで、近距離とはいえ中型機の需要がある人気路線ですね。僕が搭乗したのはB787-8型機でしたのでビジネスクラスでは写真のようなクレードルタイプでした。

JAL SHELL FLAT NEO(シート) – JAL国際線
ビジネスクラスならスリッパや充電コンセントもある
今回座ったのは10Gとビジネスクラスでは一番後ろの座席でしたので、前を見渡すとこのような感じ。ビジネスクラスは前方キャビンと中方キャビンの前方にあるので、実質2箇所に別れています。当日は80%くらいの搭乗率だったと思います。

そして実際にシートに座るとこんな感じになり、画面まではかなり遠いです笑 この画面は15.4インチと一般的なノートパソコンくらいの大きさがあるので映画やビデオを見るのにも十分な大きさです♪

機内誌や緊急時の案内、メニューなどは中心の大きなマガジンラックにまとめられており、シートベルトを外さないと手が届かないです。読みたいものがあれば先に手元に持っておいたほうが良さそうですね。
手元にもってきた雑誌や書類などはシート脇のポケットにも十分入れられるので、かなり便利です。僕は機内食のメニューとメモ帳・パスポートなどをいれたトラベルオーガナイザーを入れておきました。座席脇、しかも内側なので着席中に貴重品をいれておくにもいいですね。

JAL公式サイトより
そしてシートの足元は十分な広さ!スリッパは内側にしまってあるようです。

ビジネスクラスとしては一般的なふかふか具合です。

パソコンやスマートフォンの充電器が使える電源コンセントはシートの前側、隣の席との間に1席1個ずつ設定されています。写真の充電器はAppleの12W充電器(日本仕様)です。ユニバーサルコンセントなので日本以外のプラグでもOKです。

USB電源が良いよ!という方は画面左下に設置されています。
ライフラットシートで機内でもリラックスできる

今回利用したクレードルタイプのシートでは、写真のように水平とまではいかないもののかなり座席をリクライニングすることができ、台北までの約3〜4時間のフライトであれば十分にくつろげます。実際、ご飯を食べたあとは爆睡してしまいました笑
座席のリクライニングはこのようなシートコントローラーが外側のひじかけに設置されていて、かなり自由度高くシートを操作できるようです。

ドリンクはシャンパンでもワインでも日本酒でもOK

JALビジネスクラスでは、シャンパンをはじめとして各種ワイン、日本酒、焼酎
、ビール、カクテルなどが用意されています。今回はせっかくですのでシャンパンをいただきました♪

機内食は和食と洋食から選べるワンプレートごはん

飛行機が水平飛行にはいると機内食とドリンクのメニューが配られました。今日のメニューは洋食が「牛フィレ肉のグリル」、和食が「鯛漬け焼きとピーマンの肉詰め」とのこと。ANAの短距離ビジネスクラスではいつも和食を選ぶのですが、今回は洋食にしてみました♪


自分が搭乗するフライトで提供される機内食はJALの公式サイトで確認できるので、搭乗予定の方はチェックしておくとメニューを出されたとき悩まないでいいですね♪
お食事(ビジネスクラス) – JAL国際線
そして実際にきた洋食メニューはこちら!

前菜はサーモンマリネ・いちじくのコンポート・ポロ葱とポテトのキッシュ、メインは温かい牛フィレ肉のグリル・もちもちしたショートパスタのプレート、そしてサラダとスープ、温かいパンが用意されています。




もともとボリューム十分ですが、ラウンジでカレーを食べたこともあり正直お腹はかなり厳しかったです笑
そして食後にはハーゲンダッツのバニラアイスクリームが提供されました。

機内エンターテインメントでは映画や便利情報がチェックできる

機内エンターテインメントでは最新の映画やビデオを見ることができるので、飛行機に乗るとこれを楽しみにされている方も多いですよね。つい先日映画館でみた気もしますがパイレーツ・オブ・カリビアンなど見てみました笑
そして映画の他にも便利な空港・出入国審査の情報などを確認することができ、機内で配れる出入国カードの書き方なども画面を見ながらチェックすることができます。ANAにはない(と思う)ので、かなり便利ですね。ANAにもありました笑

台北/松山空港に到着!

この日の台湾はあいにくの雨でしたが、無事に到着。到着後に乗ってきた機材をパシャリ。到着後は出入国審査場に向かい、入国審査を受けます。この便の到着時刻はお昼ごろとまだ早かったためホテルにチェックインできず、まずはタクシーでマッサージへと行きました♪
みなさんもこの便を利用するときはホテルのチェックイン時刻を確認し、チェックインが難しい場合には荷物だけ置いて観光や食事に出かけられるのが良いでしょう。


参考記事:アラスカ航空の特典航空券

アラスカ航空なら25,000マイルでビジネスクラスに何回も乗れる
今回はJALのビジネスクラスに3区間搭乗できるチケットをアラスカ航空(AS)のFFP「マイレージプラン」から発券してみました。アラスカ航空はアライアンスに加盟していないものの多くの航空会社と提携しており、JALもそのうちのひとつ。
アラスカ航空のマイルを利用すると片道の特典航空券として何区間もお得に発券できるためマイル好きの方々はよく利用されています。今回のチケットは、①羽田→台北②台北→成田③成田→シンガポールの3区間をすべてビジネスクラスに乗ってもたったの25,000ASマイルでした。
アラスカ航空の特典航空券でJAL便に搭乗する場合は燃油サーチャージが発生しないため、諸税の支払いは50USDと大変お安く済みました。

アラスカ航空についての詳細は後日記事にしたいと思います。
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